おぼろ二次元日記2

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コミック「大奥」(よしながふみ)7巻、感想  

6月28日発売だったよしながふみ先生の「大奥」7巻を読んでみました。





毎回、極上の男女の愛を楽しませてくれる「大奥」ですが、今巻は
「江島生島事件」を柱に幕府内の跡目争いがメインで、やっと一巻の
吉宗のエピソードに戻ってきた巻でした。
完全コミックス派です。



つい「江島生島」事件と聞くと美男美女を思い浮かべてしまいますが
こちらの江島はクマのような男に描かれています。(笑)
とかく7代将軍家継を擁して悪者に描かれる月光院と間部ですが
二人の間に関係は一度しかなく、特に間部は将軍一筋に仕える
描写が多いですね。


月光院もまだその胸にくすぶる恋心を抑えられない、剃髪したと
いっても苦しい胸のうちを持つ初心な男に描かれています。


間部、月光院が次期将軍に推すのは尾張・継友。
対して6代将軍家宣の正室だった天英院が押すのは紀州・吉宗。
幕府の老中たちも吉宗を推す声が多いものの家継を擁する間部には
なかなか太刀打ちできない。
そこで謀が進んでいくわけですが・・・。



月光院派の大奥総取締の江島は勤勉で真面目な性格。
生島もそんな江島に心惹かれた場面があっただけに
密通の罪で拷問される流れになったところは胸が痛みました。


なぜ、あの江島が。
間部愛しさに継友を推して来た月光院は吉宗を推すと言う代わりに
江島を救って欲しいと天英院に頭を下げる。
天英院は間部も、月光院も江島も何ら悪事を働いたわけでも無かったので
代わりに間部の所領を安堵するよう口ぞえすると言ってくれたのですね。



その裏で働いていたのが吉宗の腹心、加納久通!!!


驚きました!
幕政改革が急務な今、質素倹約を良しとする吉宗に次期将軍を願って
いた幕府閣僚の目的はこうして遂げられたのでした。



で、一巻に戻ると・・・
間部はあっという間に吉宗に追放されてしまうんですよねえ。
そう思うと同じく権勢を振るった柳沢の引き際の美しさを思い出してしまいます。
吉宗が将軍になり、一巻で見慣れたキャラ、藤波、杉下、柏木も出てきました。



一巻の終わりに読んだ村瀬の没日録。
赤面疱瘡で男子が減った日本は男女比がほとんど半分の諸外国に
このままでは太刀打ちできない、とそれで鎖国を続けることになって
しまうのですね。
男女の体力の差は如何ともし難く。



目安箱、倹約令、上米、と社会のテストに出てきそうな語句がズラズラ。(笑)
吉宗は赤面疱瘡の研究を扱う診療所も開設する。
そんな中、奔放な吉宗には子供が出来るのですが、執務を行いながらの
出産とはすごい!



人の心の機微が分からない・・・悪く言えば大雑把、
よく言えばさっぱりした正確の吉宗は影で傷つく人がいたと
してもとても魅力的な人物に感じます。
ラスト・・花見の席に付く天英院、月光院、吉宗。
権力争いをした相手も惹き付ける吉宗の人となりが描かれた
良い場面でした。


その吉宗の後継者、福姫は・・・
ということで前途多難な展開を予感させるラスト。
ぜひ時代が飛んでもいいので幕末まで描いてくれるといいなあと
思います。
今巻もキャラ造形の素晴らしさを堪能しました。




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category: 漫画

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コメント

生島はきっと、江島を恨んだでしょうね。
江島に逢ったばかりに、こう言うことになったんですから・・
江島さんは何も悪くないですけどね。
生島も可哀相だけど、江島さんも可哀相です。

好きな人に恨まれて・・・・
久道と天英院が憎たらしくて。
完全にフィクションなら正義の味方が現れて、一矢報いて
二人を助けるんでしょうけど。
史実に沿っていますから、セミドキュメントですしね。
気分塞いでしまってます。
恨みを抱えて生島は人生終えたでしょう
江島は好きな人に恨まれてしまった哀しみを背負って
その気持ち抱えたまま、息を引き取った。
悲しすぎますよね。
宮路も憎いです。
あんないい人を・・・・
多くの人の人生を潰して頂点に立ったて国を良くする事はできなんですよ。
そんな事をして吉宗を頂点に立たせても。

URL | ミント #-
2011/07/21 12:23 | edit

>ミントさんへ

江島、生島、そして間部も一途な人物として描かれていただけに
理不尽さが際立ちましたね。

この作品はその”理不尽な人生”にどう抗い、従い、生きていくかを
描いていると思うのですが、悲しいことに押しつぶされてしまった
キャラのほうが多いですよね。
それだけ権力の道というのは茨の道で、=生死にかかわる問題
なのだと感じました。

>多くの人の人生を潰して頂点に立ったて国を良くする事はできなんですよ。
そんな事をして吉宗を頂点に立たせても。

源氏物語でもそうですよね。
因果応報・・・どこかにそのツケは現れるもので、後継に恵まれなかった
吉宗もまた「なぜ」という理不尽さを感じることになるのではないでしょうか。



URL | おぼろ. #W6AMzZ0.
2011/07/22 14:16 | edit

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