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超訳百人一首 うた恋い。#10&11「香子と藤子 紫式部」感想  

思うように生きられないのは世の常。
歌と物語だけは自由に、そして後世まで。


先週は感想をお休みしたので、二話まとめて。
あらすじは公式からです。


「名古曽の滝 大納言公任」



藤原道長の台頭によって、清少納言が仕える中宮・定子の立場は
危うくなっていった。
成は蔵人頭として多忙な日々を送る一方、清少納言とはどんどん
疎遠になっていた。
もやもやする行成の気持ちを察してか藤原公任は上から目線で仕事と
女とどっちかを選ぶしかないと助言する。
行成の働きによって彰子が入内。
追いやられた定子の死をきっかけに清少納言は宮中を去る。
すると、疲れ切った行成が現れて...。



***********************************



滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ

『百人一首』第55番大納言公任



恋の歌が多い百人一首ですがこの歌は人生を謳ったものですねえ。


滝の流れる水音は、聞こえなくなってからもうずいぶんになる
けれども、その名声だけは流れ伝わって、今でも人々の口から聞
こえていることだよ。



宮中でどんなに頑張って権力や名を売ってもいつか人は死に、忘れ去られて
しまうだろう。
あの実方もそう。
行成は宮中での権力争いに辟易としていたのですね。

折しも、今は道長隆盛の時。
定子に仕える清少納言とも職務上疎遠になってしまい、自分は公任に
発破をかけられたこともあるけれど、立ち行かない朝廷のためにも
彰子を入内させるために動いてしまった。


定子が亡くなって、清少納言が宮中から退出する。
そう聞いて会いに走る行成。
清少納言のターンはずっと「信じる ものがない人生は死にも等しい 」、
この言葉に揺るがないものになっています。


決して裏切りとかそういうことではない。
自分が大切に思うものを守っていくことに形はない。
清少納言は定子とともにあった明るい宮中の様子を描いた「枕草子」こそが宝。
行成は定子の皇子・敦康親王に仕えることで自分の中の真を貫いたのですね。


やっと通じた想い。
鳥の声なら逢坂の関はたやすく開く。
絵に笑いましたが、最後に想いを伝えられて良かった。


歌であれば、心は自由。
物語も同じで後世にまでもしかしたら残るかもしれない。
公任君の歌は、あの小町や業平が残した想いと同じなのだと
思いました。




**********************************



「香子と藤子 紫式部」



源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を書くきっかけになった
幼馴染の藤子のことを思い出していた。
美しく勝気な藤子は、それぞれの才能を活かして女という不自由な立場から
抜け出そうと明るく夢を語っていた。
結婚して離れ離れになってからも、紫式部の藤子への気持ちは変わらなかった。
ある日、同僚から藤子が京へ戻ってきているという話を聞いた紫式部は、
急いで彼女の元へ向かうが...。




**********************************



公任君・・・面倒くさい人!!!


彼はアンニュイで根暗な紫式部のことが何気に気に入って
いたんでしたね。


彼女のことを「紫ちゃん」と呼んだ逸話の元はこれ。
(ウィキより転載。)


土御門殿で催された敦成親王(後一条天皇)の誕生祝いの宴で、公任が
紫式部に対して「この辺りに若紫は居られませんか」と声をかけた、という。
式部は(光源氏似の人も居ないのに、どうして紫の上が居るものかしら)と思い、
その言を聞き流した、と『紫式部日記』に見える。



ということで


彼女にとって公任くんは光源氏ではなかった!!!


わはは!!!
で、あんなにどんよりとー!!!
行成が脅して(これも爆笑)ペンネームを「紫式部」と改め、「源氏物語」の
評判も良い、とお礼に行かせて立ち直らせる!!!
こういう手段を選ばないところって今までの行成の行動からも分かるような
気がします。



女の生き方の選択は小野小町でも清少納言でも描かれてきました。
紫式部もその文才で宮中で生き抜こうと思った。
心の中に幼馴染の藤子の励ましがあったから。
腕っぷしと文才で男を手玉に取ろう!
でも、どちらでも一人で生き抜くことは難しい時代。
紫式部でさえ、宮中では「日本紀のお局」と妙なあだ名を付けられてましたし。




「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」


せっかく会えた幼馴染、藤子との決別。
そうせざるを得なかった状況を覚った紫式部。



『源氏物語』で書きたいことは決まった。
どんな状況に置かれても、しなやかに生きる女性の強さを。
スランプから脱して、彰子に見せたのが「あふい」=「葵」の
巻でした。



ということで、「源氏物語」の漫画はあれこれありますが
これが一番、馴染んでるかな。







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